お知らせ内容  

実施年月日 2015年 
平成27年度第2回中央研修会

オストメイトの口腔外科教授が体験講演
日本オストミー協会兵庫県支部の平成27年度第2回中央研修会が12月6日(日)神戸市中央区の神戸市勤労会館で開かれ、会員・家族ら合わせて50名が二つの講演に耳を傾けました。
この日の講師は、金沢大学名誉教授で東京・城南歯科医院理事長の山本悦秀先生と神戸労災病院の皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)尾坂ひかりさんのお二人で、自らもオストメイトである山本先生は「口腔外科教授が大腸がんを克服しストーマを永久受容」、また尾坂WOCNは「備えあれば憂いなし」と題してお話くださいました。
このうち山本先生は、60歳で大腸がんが見つかってから肝臓に転移、3回の手術を経て永久ストーマを受け入れるまでの経過を紹介された上で、(口腔)がんの手術者と患者の両方を経験して「医師として患者の心や暮らしに配慮し寄り添って、決して見捨てない」ようにしなければならないことを強く感じたと話されました。
また、尾坂WOCNは、ストーマ装具の変遷とメーカー各社の開発の歴史に触れたあと、オストメイトが抱えている外出、災害時、老後の3つの不安解消に向けての身近な対応、心得についてお話し下さいました。
講演の合間にはストーマ装具メーカー各社・販売店による新製品紹介や展示説明もあり、展示コーナーは質問や相談の人たちでにぎわっていました。
 なお、研修会の開催に当たって、兵庫県共同募金会・NHK歳末たすけあいの義援金の配分を要望しています。



平成27年度第2回中央研修会(神戸市勤労会館)



体験講演の山本教授(右)と尾坂WOCN