お知らせ内容

実施年月日 2014年4月19日 
膀胱がん講演会を開催

 日本オストミー協会滋賀県支部では、一般市民の方にも公開して『膀胱がん講演会』を開催しています。第3回目となる本年度は、場所を彦根市に移して彦根勤労福祉会館の2階・研修室で開催しました。参加者総数は12名で会員の方を始め、一般市民の方も参加されていました。講演後の質問は多く、活発で盛況な講演会となりました。
この『膀胱がん講演会』は、広く市民の方に対して膀胱がんに対する知識と理解を深めて頂くために、またウロストーマに対する理解も深めて頂くために、泌尿器科専門医による医療講演「結構増えてます!!膀胱腫瘍」と、皮膚・排泄ケア認定看護師による講演「ウロストミーの日常生活について」の二部構成で開催しました。
医療講演「結構増えてます!!膀胱腫瘍」は、本年3月まで長浜赤十字病院におられ、4月から岐阜市民病院泌尿器科に勤務される後藤高広先生にお願いしました。講演では、膀胱を始め尿管や尿道の位置を確認するため解剖図も示され、いろいろな泌尿器のがんについて概説され、膀胱腫瘍や疫学、好発年齢、危険因子、注意すべき症状など基本的なお話から臨床の現場での検査や治療法、尿路変更の種類まで幅広く、そしてやさしく解説して頂きました。専門医の患者さんの治療に対するひた向きな姿勢も垣間見える講演でした。
講演「ウロストミーの日常生活について」は、友仁山崎病院の皮膚・排泄ケア認定看護師であります続宗敬子先生にお願いしました。講演ではウロストミーとはから始まって、ウロならではのストーマ周囲の皮膚の状況をまず説明頂きました。それを踏まえたうえで、ストーマ装具やその特徴、皮膚保護剤、そして日常起こり得るトラブルとその対処法、さらに日常生活におけるお風呂や睡眠時の注意点、臭い対策など広く分かりやすく、すぐに役立つようなお話を頂きました。オストメイトに対する熱心な対処、そして一生懸命さを存分に感じさせて頂きました。