お知らせ内容

実施年月日 2014年10月18日 
H26年度第2回目の社会適応訓練講習会を長浜市で開催

 本年度2回目の社会適応訓練講習会を10月18日(土)の午後、長浜市の市民交流センター1階会議室で開催しました。今回は会員・非会員やご家族の方を合わせて23名の参加があり大変盛会な講習会となりました。
 講習会は、第1部として長浜赤十字病院の皮膚・排泄ケア認定看護師であります中川祐子先生から『これからの生活について考えよう! 〜こんな時どうしますか?』と題して講演を頂きました。また第2部として滋賀県支部の顧問医師であります松尾隆志 先生(まつおファミリークリニック院長)から『高齢化社会を見据えての在宅医療のあり方』と題して講演を頂きました。
 『これからの生活について考えよう! 〜こんな時どうしますか?』では、私達オストメイトが高齢化に伴いストーマ装具の交換に支障が出てきたり、装具の購入にも支障が出て来る事も考えられます。その時に困らないようにどのような準備が必要なのか、あるいはどのような社会資源があり、どのように使えるのかなどについてお話し頂きました。また医師・看護師以外の介護士さんなどによる装具交換の現状と今後についてもお話し頂きました。
 『高齢化社会を見据えての在宅医療のあり方』では、超高齢化社会での在宅医療、在宅看取りについて講演頂きました。日本では他に類を見ないスピードで少子高齢化が進み、2025年には団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者になり、さらに2060年には2.5人に1人が65歳以上に、4人に1人が75歳以上になると考えられています。このような状況で介護施設の定員数は高齢化人口の伸びには追い付いていません。また病院のベッド数も増えません。しかし介護を必要とする高齢者が増えることは確実であり、対応を急ぐ必要があります。今回はこのような状況を踏まえて、在宅ケアや訪問診療などについても詳しくお話し頂きました。