お知らせ内容

実施年月日 2015年4月25日 
膀胱がん講演会を開催

 日本オストミー協会滋賀県支部では、一般市民の方にも公開して『膀胱がん講演会』を開催しています。通算4回目となる本年度は、大津市の明日都浜大津の5階大会議室で開催しました。参加者総数は20名で会員の方を始め、一般市民の方も参加されていました。講演後の質問は多く、活発で盛況な講演会となりました。
この『膀胱がん講演会』は、広く市民の方に対して膀胱がんに対する知識と理解を深めて頂くために、またウロストーマに対する理解も深めて頂くために、泌尿器科専門医による医療講演「膀胱がんについて」と、皮膚・排泄ケア認定看護師による講演「ウロストミーのストーマケア」の二部構成で開催しました。
医療講演「膀胱がんについて」は、御上会野洲病院の院長で滋賀医科大学の名誉教授でもある岡田裕作先生にお願いしました。講演では、膀胱がんの疫学、症状など基本的なお話から臨床の場での手術方法、薬物治療そしてストーマの種類や種々のトラブルについてもやさしく丁寧にお話し頂きました。会場にはBCG膀胱注入療法をされている患者さんもみえており、質問にも具体的で詳細なアドバイスをされていました。先生の患者さんのQOLを低下させないようにというひた向きな姿勢も垣間見える講演でした。
講演「ウロストミーのストーマケア」は、滋賀医科大学医学部付属病院の皮膚・排泄ケア認定看護師であります中北順子先生にお願いしました。講演ではストーマの種類から始まって、それぞれのストーマの特徴、皮膚のただれなどトラブルとその対処法、そしてオストメイトの仕事や服装なども含めた日常生活上の工夫や災害時を想定した備えなどすぐに役立つお話を頂きました。オストメイトに対する熱心な対処、そして一生懸命さを存分に感じさせて頂きました。