お知らせ内容

実施年月日 2015年7月18日 
H27年度第2回目の地域相談会を甲賀市で開催

 本年度2回目の地域相談会を7月18日(土)の午後、甲賀市の水口社会福祉センター2階の中会議室にて開催しました。当日は大雨をもたらした台風11号が過ぎ去ったにもかかわらず、午前中まで雨が降り続く足元の悪い日となったせいか参加者は4名と少なかった反面、講演の後の質疑応答では参加者全員が日頃の思いや質問をぶつけることが出来ました。
 講習会では、野洲病院の皮膚・排泄ケア認定看護師であります高崎 葉子 先生に『夏のストーマケア』と題して講演を頂きました。
 講演では夏だからこそ注意しなければいけないストーマケアについて、ポイントを明確に、そして分かりやすく講演頂きました。講演では装具の保管について、脱水の問題、フードブロッケージ、臭いの問題など夏季の日常生活の中から注意すべきポイントを教えて頂きました。
 講演後の質疑応答・相談会では、面板の下に便が潜り込む問題、パウチの洗浄についてなどの他、高齢者が自分で装具交換が出来なくなった時の対処として、家族からの援助を想定し、ストーマ外来への家族同伴での受診についても進めておく必要があると思われます。また永久ストーマを造設したオストメイトとは別に、肛門温存手術で一時ストーマ閉鎖後の後遺症に苦しむ人が存在する事も話題になりました。自分の肛門でも便の出る感覚や便意を感じられず、1日の大半を排便関係に費やさざるを得ない方が居られるという事で、実態の把握が必要であり、広い意味でのがん対策として対処が必要と思われます。