お知らせ内容

実施年月日 2015年10月17日 
H27年度第2回目の社会適応訓練講習会を彦根市で開催

 本年度2回目の社会適応訓練講習会を10月17日(土)の午後、彦根市の彦根勤労福祉会館2階研修室で開催しました。今回は会員・非会員やご家族8名の方を合わせて28名の参加があり大変盛会な講習会となりました。この日はJRでの人身事故があり、開催時間の遅延が懸念されましたが無事開催することが出来ました。
 講習会は、第1部として彦根市立病院の皮膚・排泄ケア認定看護師であります西村紀子先生から『高齢者の在宅でのストーマケア』と題して講演を頂きました。また第2部として滋賀県健康医療福祉部医療福祉推進課 在宅医療福祉推進担当の参事 北居信太郎 先生から『滋賀における在宅医療・在宅介護について』と題して講演を頂きました。
 『高齢者の在宅でのストーマケア』では、私達オストメイトが高齢化に伴い身体にも変化が起こり、ストーマケアにもいろいろな困難が起こってきます。
歳をとることによる身体の変化にはどのような事があり、それはストーマケアにどのような困難をもたらし、その困難に対する対策はどうすれば良いのか。そして具体的に例を挙げて「こんな時、どうする?」といった対応策をわかりやすく解説して頂きました。
 『滋賀における在宅医療・在宅介護について』では、まず日本の少子高齢化の現状と将来の推計を検討し、どのような社会になるのかの将来像想定のもとで、滋賀県ではどうなのか詳細に分析して、超高齢化社会での在宅医療、在宅看取りについてどのように進めていくか、まさに滋賀県の施策を詳しく講演頂きました。日本では他に類を見ないスピードで少子高齢化が進み、2025年には団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者になり、さらに2060年には2.5人に1人が65歳以上に、4人に1人が75歳以上になると考えられています。このような状況での滋賀県の在宅医療福祉対策について、県の目指す姿を具体的に解説して頂きました。