お知らせ内容

実施年月日 2018年5月26日 
H30度第1回目の社会適応訓練講習会を近江八幡市で開催

 本年度1回目の社会適応訓練講習会は、支部総会を開催した5月26日(土)の午後、近江八幡市の文化会館2階会議室2にて開催されました。
 講習会では、まず近江八幡市立総合医療センターの皮膚・排泄ケア認定看護師であります近野由美先生から『ストーマ保有者における社会保障制度』についてお話をお聞きしました。私たちの基本になる「身体障害者福祉法」と「介護保険制度」について詳しくお話し頂きました。「身体障害者福祉法」では申請主義であること、障害の等級、身体障害者手帳の手続き手順、ストーマ装具の受給手続きやその対象品目、医療費控除について、「介護保険制度」では要介護認定までの手続きと手順、更に実際に利用するときの手順などについて分かりやすく説明頂きました。
休憩の後、敬絆会 まつおファミリークリニック院長で、日本オストミー協会滋賀県支部顧問医師の松尾隆志先生から『増えている大腸がんの話と健康長寿の秘訣』と題して講演を頂きました。講演では、PPK、NNKそしてIIKと長寿県であった長野県、そして今回男性が長寿日本一となった滋賀県について紹介がありました。医療施設、介護施設の数もPPKに影響があるのかも知れません。
その後、大腸がんのお話になりました。原因として飲酒・肥満・運動不足は大きなリスクとなるようです。また大腸がんの症状と検査について、そして治療(特に手術療法)について分かりやすく説明頂きました。何と言っても大腸がんは早い時期に発見すれば完治しやすいがんのようですので、兎にも角にも大腸がん検診をしっかり受けることが大変重要ということです。