お知らせ内容

実施年月日 2019年10月5日 
令和元年度第2回目の社会適応訓練講習会を近江八幡市で開催

 本年度2回目の社会適応訓練講習会を10月5日(土)の午後、近江八幡市の文化会館2階会議室2で開催しました。今回は、医療講演として初めて炎症性腸疾患(IBD)取り上げ、ストーマケアの講演についてもイレオストミーをテーマにお話し頂きました。参加者は12名でしたが若い方の参加も見られました。
まず、第?部として『炎症性腸疾患(IBD)−人工肛門関連の話』と、第?部として『イレオストメイトのストーマケアについて』の講演を行いました。
 第?部としては東近江総合医療センター副院長(滋賀医科大学総合外科学講座 教授)の目片英治先生に講演をお願いしました。この講演では小腸・大腸の解剖から始まり、大腸癌の手術、炎症性腸疾患全般、そして新たな診療内容の紹介として直腸膣瘻についても解説頂きました。質疑応答の時間になると次々と質問が相次ぎ、腸閉塞や腸の癒着についてなど、ご自分の日常に起こる種々の事例について質問していました。
 第?部は滋賀県立総合病院の皮膚・排泄ケア認定看護師の高崎葉子先生に講演頂きました。まずイレオストミーならではの特殊性や注意点について、さらに脱水予防、皮膚障害、フードブロッケージ、ガスについて、内服薬の中でも特に腸溶剤や徐放剤での注意点、装具やゲル化剤について、最後に除菌・消臭剤についても紹介頂きました。