お知らせ内容

実施年月日 2010年05月23日 
第22回全国大会(北海道札幌大会)に参加

 (社)日本オストミー協会の第22回全国大会が、5月23日(日)〜24日(月)の両日、北海道札幌市の「北海道立道民活動センター かでる2.7」を会場に開催されました。滋賀県支部からは、評議員兼代表社員として谷口支部長1名が出席しました。

 大会1日目の5月23日の午前は本部役員・各支部の評議員による評議員会と、若いオストメイト全国大会が開催されました。
評議員会では、通常総会に提案される11議案を審議、活発な討議が行われましたが、特に今回は、来年に予定の公益社団法人への移行に伴い、決算・予算諸表の集計・仕分等の変更があり、また移行前に社員総会での承認が必要な定款、会費、役員候補、代議員の選出等、新法人の根幹をなす規約に関わる事項が中心議題のため、大幅に時間を超過して活発な議論が行なわれました。
 評議員会では、今回の公益社団法人への移行に伴い、本部と支部との関係がどのように変わるのか等、本部と支部の関係に関する意見が多く出されていました。また、協会の最高議決機関である総会への出席社員の選出も、従来の支部単位での選出から、協会の代議員選挙による選出に変更となる等、本部に関係する事項で変更が予想されます。
更に、従来の会報誌発行等の広報啓発事業や県委託の社適事業に加え、今後は新たな公益事業として「相談助言事業」への取組みが必要となります。
午後は主に、相談助言事業を展開するためのワークショップが開催され、グループに分かれて活発な討議がされました。

 2日目の5月24日の午前は全国から参集した約230名の会員により、午前10時から記念式典と第22回総会が開催されました。
記念式典は大会前に急逝された北海道札幌支部長に代わり副支部長の歓迎の挨拶に始まり、新井会長の開会挨拶、来賓の北海県障がい者保険福祉課長の坂本明彦氏と札幌市保険福祉部長の村木正隆氏の祝辞と歓迎の挨拶の後、物故オストメイトへの黙祈に続き、協会活動に功労のあった先生方や会員に、感謝状と表彰状の贈呈が行われ式典を終了しました。
当支部からは元副支部長の故竹川一夫氏と前監査役の岡本巳代治氏が表彰されました。

総会では、代表社員により、平成21年度の事業報告と決算報告・監査報告、平成22年度の事業計画と収支予算、公益社団法人に関わる定款等、全11件の議案が提案され、討議の後に原案通り承認されました。

大会2日目の午後は、今回の総会で退任される新井前会長と新会長に就任された和田新会長の挨拶の後、次回開催地の広島県を代表して荘川広島県支部長の挨拶、ストーマ装具展示の会員紹介が行なわれました。その後、近畿大学名誉教授の進藤勝久先生の講演「ストーマ装具標準規格と装具トータルシステム」が行なわれました。
講演では、ストーマ装具は強度や臭気等の試験方法にJIS規格がある事を教えていただき、また、QOLを向上させて豊かな人生を得るには、装具に使われていては駄目で自分なりに工夫して駆使する事が大事だと教えていただきました。
その後、アイヌの踊りや北海道民謡のアトラクション、ワークショップ全体会と続き夜には懇親パーティで他支部の方々との交流を図ってまいりました。来年は広島県での開催で、多くの支部会員で参加したいと思います

総会会場



進藤先生講演



アトラクション