お知らせ内容

実施年月日 2010年07月17日 
ウロストミー相談会を彦根市にて開催

☆平成22年7月17日午後13時〜16時
 彦根市・彦根燦パレスにて開催、参加者16名
 昨年に引続いてのウロストミー相談会を、彦根市立病院の北川智美皮膚・排泄認定看護師を講師に御願いして開催しました。
相談会では、最初に講師から「人工ぼうこうのある暮らし」と題して講演をいただき、その後参加者の疑問点、困り事についての質疑応答を行いました。
講演では、常日頃から自分の体(体型)や装具を良く知っておく事が大事で、例えば、体型が変わってもハサミを使いこなす事が大切な事や、旅行や外出の時にも自分の装具の情報は財布に入れて持ち歩くと良い、あるいは水虫というのは手にもあり、水虫の手でケアすると装具貼付け部は若干温度が高くて菌が繁殖し易く、貼付け部が水虫になり強い痒みで大変なので注意が必要な事等、広義に亘る内容を具体的に判り易く講演いただきました。
また、日常生活を送るうえでのコツを俳句に織り込んで紹介いただきました。「清流の流れのごとく尿流を」で水分補給の必要な事や「いつまでも続くと思うなその装具」で体型に合った装具にいつでも変えられる必要性を、あるいは「WOCさん、この先ずっと連れ合いに」で定期的なストーマ外来受診の必要性を「腹巻は日本の父の証です」で傍ヘルニア防止のためのチューブタイプの腹巻の紹介等々、名句に織り込まれたコツを参加者一同熱心に拝聴しました。
最後の相談会では、肥満のご主人の装具交換・面板の貼付けを1人で出来るよう実技とポイント指導をいただく等、大変有意義な相談会でした。
最後に「昔は無病息災、今は一病息災と申します、あなた方は大変な手術を乗り越えられた方、ストーマは立派な勲章です、一病で自分の体の事を知り、これからも頑張って下さい」とエールをいただきました。

会場風景